一般社団法人 関西GX推進協議会(KGX)は、2026年9月11日、ホテルグランヴィア京都で開催された「令和8年度(公社)全日本トラック協会青年部会 近畿ブロック大会」に協賛ブースを出展しました。CO₂排出量算定の始め方、運送・倉庫の採用支援「ドライバーブリッジ」、サステナブルウェブの3つを、近畿2府4県の運送事業者の皆さまにご案内しました。
一般社団法人 関西GX推進協議会(本部:大阪市中央区、代表理事:宇都宮涼子、以下「KGX」)は、近畿トラック青年協議会(会長:杉山貴富)が主催する「令和8年度(公社)全日本トラック協会青年部会 近畿ブロック大会」(2026年9月11日/ホテルグランヴィア京都 3F「源氏の間」)に、協賛企業としてブースを出展しました。当日はブースでの展示・ご説明に加え、第1部の式典・研修会、第2部の交流会にも参加。近畿各府県の運送事業を担う青年経営者の皆さまと直接お話しし、物流業界におけるGXの現在地と、現場で求められている支援について意見を交わす機会となりました。

開催概要
| 大会名称 | 令和8年度(公社)全日本トラック協会青年部会 近畿ブロック大会 |
|---|---|
| 大会スローガン | Let’s do it together! みんなの声を力に変える! |
| 主催 | 近畿トラック青年協議会(会長:杉山貴富) 京都府・大阪府・和歌山県・滋賀県・兵庫県・奈良県の各トラック協会青年部会/青年協議会により構成 |
| 開催日 | 2026年9月11日(金) |
| 会場 | ホテルグランヴィア京都 3F「源氏の間」(京都府京都市下京区東塩小路町901番地) |
| プログラム | 第1部:式典・研修会(15:15〜18:00)/第2部:交流会(18:15〜20:15) |
| 当協議会の立場 | 協賛企業としてのブース出展 |
※KGXは本大会に協賛企業としてブースを出展した立場であり、主催・共催・後援等ではありません。大会そのものに関するお問い合わせは、主催者へお願いいたします。

ブースでご案内した3つのテーマ
今回の出展では、GXの概念説明ではなく、企業が実際に抱えている課題から逆算した3つの入口をご案内しました。
01|CO₂排出量の算定と、荷主対応(Scope3)
「荷主から排出量を聞かれ始めた」段階の企業さまに向けて、算定の入口をご説明しました。燃料使用量から算定する基本の考え方、社内の誰がどのデータを集めればよいか、算定した数字をどう使うか。
GHGプロトコルにおいて、荷主企業が算定するScope3のカテゴリ4「輸送・配送(上流)」には、委託先である運送会社の排出量が含まれます。荷主が自社の排出量を開示しようとすれば、必然的に運送会社の数字が必要になります。排出量を出せることが、取引の前提条件に近づいている——これが現在地です。
KGXは独自の算定システムを用いた伴走支援を行っており、カーボン・オフセットやJ-クレジットの購入支援まで一貫してご相談いただけます。
02|運送・倉庫の採用支援「ドライバーブリッジ」
参加費・求人掲載費は0円、採用が決まった場合のみ成果報酬という設計の採用支援プロジェクトです。求人原稿の作成、媒体掲載、応募対応、日程調整、一次面接までを人材実務の担当企業が行い、企業さまにお願いするのは最終面接だけです。
さらに、参加企業が増えるほど全体の採用機会が広がる仕組みを備えています。ある企業の採用に至らなかった方を、ご本人の同意のうえで別の参加企業へご紹介できるため、1社では「見送り」で終わっていた出会いが、プロジェクト全体では別の会社とのマッチングになります。詳しくはサービスページをご覧ください。
03|サステナブルウェブ
「ホームページを、AIに見つかる場所に。CO₂を、説明できる数字に。」を掲げる、ホームページの軽量化・高速化サービスです。ページ表示に伴うデータ通信量を抑えることで、CO₂排出量の削減・測定・開示と、生成AI検索に自社の情報が拾われやすい設計を、ひとつの取り組みで同時に満たします。国際的な算定モデルであるSustainable Web Design Model v4(SWDM v4)に対応しています。
式典・研修会、交流会にも参加しました
KGXは、ブースでの展示・ご説明に加えて、第1部の式典・研修会、第2部の交流会にも参加しました。会場となったホテルグランヴィア京都 3F「源氏の間」には、近畿2府4県の運送事業者・青年経営者が集まりました。


第1部では、式典に続いて研修会が行われ、「ミッション:経営の原点に戻る」と題した講演がありました(講師:株式会社リーダーシップコンサルティング 代表取締役 岩田松雄 氏)。岩田氏は、ザ・ボディショップの日本事業やスターバックス コーヒー ジャパンで経営トップを務めた経歴をお持ちで、講演ではスターバックスでの経験を交えながら、企業は何のために存在するのかという「ミッション」について語られました。
経営の目的をどこに置くかというこの問いは、GXを「環境対応」ではなく経営そのものの課題として捉えるKGXの立場とも重なるものでした。KGXがブースで掲げていたのも、「GXは、環境活動ではない。経営戦略だ。」というメッセージです。


会場で見えたのは、「関心がない」ではなく「相談先が見えない」という課題
ブースには、GXについてまだ十分な情報をお持ちでない方からも、多くのご質問をいただきました。
そこで感じたのは、「企業がGXに関心を持っていない」ということではありません。むしろ、何をGXと呼ぶのか、自社の経営と何が関係するのか、どこへ相談すればいいのかが見えにくいことが、企業が動きにくい理由の一つになっている——ということでした。
その意味で、業界団体の大会や交流会は重要な場です。普段接点のない企業や専門家と直接話すことができ、自社に必要な情報や新しい選択肢を知ることができます。今回の出展でも、GXに関連する技術・サービスを持つ企業との出会いがあり、KGXにとっても今後の企業間連携の可能性を知る機会となりました。
ただし、新しい製品やサービスを知ることと、それが自社に適していることは別の話です。KGXでは今後も、導入目的、費用、運用方法、効果の確認方法を整理しながら、企業にとって現実的な選択肢を一緒に考えていきます。
なぜGXの団体が、採用支援まで行うのか
運送・物流の脱炭素は、人材が確保できていることを前提にしか成立しません。
人が足りなければ便を分けざるを得ず、空車回送が増えて燃料消費は増加します。2024年4月からの時間外労働の上限規制により、1人あたりの輸送量には上限ができ、同じ荷物を運ぶためにより多くの人と車両が必要になりました。逆に定着率が上がれば、エコドライブ教育の効果が個人に蓄積し、燃費改善につながります。採用と定着は、運送業における最も現実的な排出削減施策のひとつです。
輸送能力の需給見通し、改正物流効率化法(2026年4月施行の特定事業者義務)、Scope3カテゴリ4の詳細については、出展告知のプレスリリースで出典とともに整理しています。
異なる専門性を持つ会員企業が、企業課題を横断して支援
今回のブース運営は、KGXを構成する複数の実務者が担当しました。
代表理事・宇都宮涼子(株式会社ガトアート 代表取締役/GXアーティスト)は、アート・デザイン・企業ブランディング・情報発信を専門とし、KGXではGXや企業の取り組みを「見える形」に変えて社会へ伝える役割を担っています。
理事・事務局長の遠藤翼(株式会社Unlimited Work Place 代表取締役)は、Web・AI・GX・ブランディング・事業設計を横断した企画・実行支援に取り組んでいます。2025年の大阪・関西万博「フューチャーライフヴィレッジ」では、4社共創によるGX展示およびGXライブイベントを発起・主宰しました。
理事 兼 事務局事業推進総統括の安住宗一郎(株式会社Blue 代表取締役)は、営業支援、GXリスキリング、資料作成代行の領域で、企業が実際に動ける仕組みづくりを支えています。
事務局 事業推進マネージャーの中垣内健太は、株式会社Inventive Partnerの役員を務めています。同社は有料職業紹介事業・労働者派遣事業の許可を有する人材サービス企業であり、「ドライバーブリッジ」の人材実務を担っています。
KGXの特徴は、それぞれの会社が単独でサービスを提供するのではなく、人材・GX・Web・広報・教育・事業設計といった異なる専門性を持ち寄り、企業の課題に応じて組み合わせることにあります。
物流現場の知見を持つ理事とともに考える「現場に合うGX」
KGXが運送・物流業界で活動を進める上では、実際に物流事業を担う企業の視点が欠かせません。
KGX理事の寺本雅明は、寺本運輸倉庫株式会社〈コミュニケーションネーム:ベステックテラモト〉代表取締役、および尼崎商工会議所 運輸物流部会 副部会長を務めています。同社は1956年創業。兵庫県尼崎市を拠点に、約70年にわたり阪神工業地帯の物流を支えてきた総合物流会社で、危険物の保管・輸送に強みを持ち、倉庫業、第一種貨物利用運送事業、3PL事業などを展開しています。
GXの施策は、「環境に良い」という理由だけで導入できるものではありません。物流の現場では、安全性、コスト、運行への影響、人員体制、継続運用、荷主との関係など、複数の条件を同時に考える必要があります。現場に近い理事の視点が、KGXの物流分野における施策の基礎になっています。
「一社に一人、GX人材を。」企業の中に、GXを動かす人を
KGXは、企業のGX実装を進める上で「一社に一人、GX人材を。」という考え方を掲げています。
これは、すべての企業にGX専門部署をつくるという意味ではありません。まずは、自社のエネルギー使用量や取り組みを把握し、経営者や現場と共有し、必要に応じて外部の専門家へ相談できる人を一人つくる。その一人がいることで、GXは「誰かがやるもの」から「自社で動かせるもの」に変わります。
勉強会でGXの基礎と背景を知る。展示ブースで具体的な事例を見る。個別相談で自社の課題へ置き換える。必要であれば実証や導入、社内人材育成へ進む。学ぶ → 自社に置き換える → 試す → 実行する。この流れをつくることが、KGXの目指す実装型GXです。
ブースにお立ち寄りいただいた皆さま、交流させていただいた企業・関係者の皆さま、そして大会の開催・運営に携わられた皆さまに、改めて御礼申し上げます。
GX勉強会・研修・展示出展・企業連携のご相談を受け付けています
KGXでは、運送・物流業界をはじめ、各業界の企業・団体を対象としたGX勉強会、企業研修、経営者向けセミナー、展示会・業界大会への出展などのご相談を受け付けています。
テーマは、GX・脱炭素経営の基礎、CO₂排出量の考え方、Scope1・2・3、エネルギー使用量の見える化、GX人材育成、補助金・制度活用、運輸・物流GX、情報発信など、開催目的や業界課題に応じて設計します。また、GXにつながる技術・製品・サービスを持つ企業、地域や業界でGXを広げたい企業・団体からの連携相談も受け付けています。
「何から始めればいいのかわからない」という段階からでも構いません。
KGXの考え方
一般社団法人 関西GX推進協議会は、「GXに取り組みましょう」と呼びかける団体ではありません。企業が実際に抱えている経営課題——人手不足、コスト、情報発信——を入口に、その解決策の中にGXを組み込みます。
会社を良くする。その結果として、排出量を算定し、削減し、説明できる状態にする。大切にしているのは、この順番です。
一般社団法人 関西GX推進協議会について
| 法人名 | 一般社団法人 関西GX推進協議会(英語表記:Kansai GX Promotion Council) |
|---|---|
| 設立 | 2025年8月15日 |
| 代表理事 | 宇都宮 涼子 |
| 所在地 | 〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町1丁目6-1 シティタワー大阪 2208 |
| 事業内容 | CO₂排出量算定支援/カーボン・オフセット/J-クレジット購入支援/補助金・助成金活用支援/GX人材育成・認定制度/広報・情報発信支援 |
| 公式サイト | https://kgxpf.or.jp/ |
よくあるご質問
関西GX推進協議会は、この大会の主催者ですか。
いいえ。主催は近畿トラック青年協議会です。当協議会は協賛企業としてブースを出展した立場であり、主催・共催・後援等ではありません。
ブースではどのような相談ができましたか。
CO₂排出量算定の始め方と荷主対応(Scope3)、運送・倉庫の採用支援「ドライバーブリッジ」、ホームページの軽量化と生成AI検索対応(サステナブルウェブ)の3テーマについて、個別の状況をうかがいながらご説明しました。
大会に参加していない企業でも相談できますか。
はい。運送・物流業界に限らず、GX勉強会・研修・展示出展・企業連携のご相談を受け付けています。お問い合わせフォームよりご連絡ください。
GXの取り組みを同時に始める必要がありますか。
必要ありません。採用や情報発信など、自社にとって優先度の高い課題からお使いいただき、その先の取り組みはご判断いただければと考えています。
GX勉強会・研修・展示出展・企業連携に関するお問い合わせ
一般社団法人 関西GX推進協議会
〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町1丁目6-1 シティタワー大阪 2208


