剪定で出た“いらない枝葉”を画材代わりに使い、植物そのものの形で描く――。当協議会 代表理事でGXアーティストの宇都宮涼子が、観葉植物ブランド「OSLO PLANTS」の15周年記念Tシャツのデザインを制作しました。捨てられるはずの枝葉とリサイクル由来の絵具を用い、脱炭素とブランドの物語を一枚に重ねた、GXアートの実践事例です。
一般社団法人 関西GX推進協議会(代表理事:宇都宮涼子、以下「KGX」)は、当協議会 代表理事でありGXアーティストの宇都宮涼子(株式会社Gato Art 代表取締役)が、観葉植物ブランド「OSLO PLANTS」の15周年を記念するTシャツのデザインを制作したことをお知らせします。本作は、店舗の手入れや剪定で生じた“いらない枝葉”を画材代わりに用い、植物そのものの形を紙に写し取る手法で制作。さらに、CO₂排出量を抑えたエコデザインのアクリル絵具を使用することで、表現とサステナビリティを両立させました。「植物を扱う会社が、植物で描く」――その一貫性を、ブランドの15年という時間とともに表現した、GX(グリーントランスフォーメーション)アートの実践事例です。
GXアートとは
GXアートとは、脱炭素(GX:グリーントランスフォーメーション)の理念や価値を、アート表現を通じて「目に見える形」に翻訳する取り組みを指します。数値や制度だけでは伝わりにくい環境への配慮を、素材選び・制作手法・モチーフに込めることで、見る人・着る人が自然に共感できる形へと変換します。KGX代表理事の宇都宮涼子は、2025年大阪・関西万博でサステナブル素材を用いた大型アート作品「自然の祈り – The Prayer of Green」を発表するなど、日本におけるGXアートの第一人者として活動しています。
制作の概要
| 制作物 | OSLO PLANTS 15周年記念Tシャツ デザイン |
|---|---|
| 制作 | 宇都宮 涼子(一般社団法人 関西GX推進協議会 代表理事/株式会社Gato Art 代表取締役・GXアーティスト) |
| コンセプト | 時間をまとう自然 ― 枝は歴史を、葉は、いまを。 |
| 制作手法 | 剪定で生じた枝葉を画材代わりに用い、植物そのものの形を写し取る(意図と偶然のあいだに生まれる一点もの表現) |
制作の背景:「捨てられる枝葉」を、ブランドの物語に変える
観葉植物を扱うブランドでは、植物の手入れや剪定の過程で、どうしても枝葉が生じます。多くは廃棄される“いらないもの”ですが、本プロジェクトではこの枝葉を画材として活用しました。人が一から描き込むのではなく、自然の形を「整える」ことで生まれるデザイン。意図と偶然のあいだに、ブランドらしさと、二度と同じものが生まれない一点性が宿ります。
「15年という時間を、植物そのものの言葉で語る」というコンセプトのもと、枝は積み重ねた歴史を、葉は“いま”を象徴。捨てられるはずだった素材が、ブランドの15周年を物語る主役へと転換する点に、このデザインの核があります。
サステナビリティへの配慮:素材から脱炭素を考える
本作では、表現だけでなく画材の選定においても脱炭素に配慮しました。使用したのは、フランス・ペベオ社のエコデザイン水性アクリル絵具「オリジン」です。同製品は、メーカー公表情報によると次の環境特性を備えています(出典:ペベオ・ジャポン公式サイト)。
- 絵具成分のアクリル樹脂に、自動車産業から排出された廃プラスチックのリサイクル樹脂を100%使用。石油(ナフサ)由来のアクリル樹脂と比べ、二酸化炭素排出量を約80%削減。
- プラスチックと紙を組み合わせた「エコチューブ」を採用。従来のプラスチックチューブ(120ml)と比較し、プラスチック使用量を約59%、二酸化炭素排出量を約35%削減。
- 強い臭気を発する低分子化合物・凝集剤を含まない、匂いの少ない成分設計。
剪定枝という“本来捨てられる資源”の活用と、リサイクル由来の画材。素材の選択そのものに脱炭素の思想を織り込むことが、GXアートの実践だと考えています。
制作者コメント
植物を扱う会社の周年を、植物そのもので描く。手入れで出た枝葉は、捨ててしまえばただのゴミですが、紙に写し取ると、二度と同じものが生まれない一点ものの表現になります。人が作り込むのではなく、自然を“整える”ことで生まれるかたち。そこに、この会社らしさが宿ると思いました。
枝は歴史を、葉はいまを。偶然性を活かした一筆に、15年の時間が宿ります。素材の選び方ひとつにも、脱炭素への配慮を込められる――それを社会に伝わる形に翻訳するのが、GXアートの役割です。その一貫性が、15年目の誠実さになる。そして、それはこれからも続いていきます。
企業・団体にとっての意義
周年記念品やノベルティ、ユニフォームは、企業のメッセージを社内外に届ける有効な接点です。そこに「廃材の活用」「リサイクル素材」「一点性のあるデザイン」といったサステナビリティの視点を織り込むことで、単なる記念品がブランドのGX姿勢を体現する“語れるプロダクト”へと変わります。環境配慮の取り組みを数値だけでなく感性で伝えられる点は、採用・取引・ブランディングの場面でも差別化要因になります。
社会的意義とGXとの関連
日本は2050年カーボンニュートラルを目標に掲げ、2023年成立のGX推進法のもと、今後10年で官民150兆円規模の脱炭素投資を進めています(出典:経済産業省)。こうした大きな制度の流れの一方で、脱炭素を「自分ごと」として実感できる接点はまだ多くありません。捨てられる枝葉やリサイクル絵具を用いたGXアートは、脱炭素を生活者の手に届く“身近な物語”へと翻訳する試みであり、KGXが掲げる「GXを社会に伝わる形にする」というミッションの実践でもあります。
関連用語の解説
- GX(グリーントランスフォーメーション):化石燃料中心の産業・社会構造を、再生可能エネルギー中心へ転換し、経済成長と脱炭素を同時に実現する取り組み。
- GXアート:脱炭素の理念や価値を、素材・手法・モチーフを通じてアートとして可視化し、共感を生む表現。
- アップサイクル:本来廃棄されるものに新たな価値やデザインを加え、元より価値の高いものへ生まれ変わらせる手法。
- カーボンフットプリント:製品やサービスのライフサイクル全体で排出されるCO₂量。素材選びはこれを左右する。
- カーボンニュートラル:CO₂などの温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、実質ゼロにすること。
よくある質問(FAQ)
脱炭素(GX)の理念や価値を、素材選び・制作手法・モチーフを通じてアートとして「目に見える形」に翻訳する取り組みです。数値や制度だけでは伝わりにくい環境配慮を、共感できる表現へ変換します。
植物の手入れ・剪定で生じた枝葉を画材代わりに用い、植物そのものの形を紙に写し取る手法で制作しました。人が描き込むのではなく、自然を「整える」ことで生まれる、一点性のあるデザインです。
本来廃棄される剪定枝の活用に加え、CO₂排出を抑えたエコデザインの絵具を使用しています。使用した絵具はリサイクル樹脂100%でCO₂を約80%削減、エコチューブでプラスチックを約59%削減(メーカー公表値)など、素材から脱炭素に配慮しています。
はい。周年記念品・ノベルティ・ユニフォーム等のGXアートデザインや、サステナビリティを軸にしたブランディングのご相談を承っています。記事末尾のお問い合わせ先までご連絡ください。
株式会社Gato Art 代表取締役で、関西GX推進協議会の代表理事。GXアーティストとして2025年大阪・関西万博に作品「自然の祈り – The Prayer of Green」を出展するなど、日本におけるGXアートの第一人者として活動しています。
今後の展望
KGXは、アートとデザインの力でGXを「伝わる形」に翻訳する活動を継続します。企業の周年・ブランディング・ノベルティ・空間装飾などの場面で、廃材活用やリサイクル素材を取り入れたGXアートを提案し、脱炭素を生活者の手に届くものへと広げていきます。
一般社団法人 関西GX推進協議会 概要
| 正式名称 | 一般社団法人 関西GX推進協議会(英語表記:Kansai GX Promotion Council) |
|---|---|
| 設立 | 2025年8月15日 |
| 法人形態 | 非営利型 一般社団法人 |
| 所在地 | 〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町1丁目6-1 シティタワー大阪2208 |
| 代表理事 | 宇都宮 涼子(株式会社Gato Art 代表取締役/GXアーティスト) |
| 事業内容 | GX導入・経営支援/CO₂排出量算定・カーボンクレジット活用・オフセット支援/補助金・助成金活用支援/GX人材育成・社内浸透/共創・ネットワーク推進/広報・PR・認知支援 |
| 公式サイト | https://www.kgxpf.or.jp |
本件・制作のご依頼に関するお問い合わせ先
一般社団法人 関西GX推進協議会 広報担当
Email:info@kgxpf.or.jp
公式サイト:https://www.kgxpf.or.jp
※GXアート作品の制作、企業の周年記念品・ノベルティ・ブランディングのご相談、代表理事 宇都宮涼子への取材のご依頼を承っています。お気軽にお問い合わせください。


