中小企業の経営者・担当者のみなさまへ
関係ある?
はじめてのGX.|GXとは?中小企業のための基礎知識
何から始めたらいいんだろう?
脱炭素を、会社の次の一歩に。
GXの意味から、自社でできることまで。
関西GX推進協議会と、一緒に基礎からはじめましょう。
WHAT IS GX?
そもそも、GXってなに?
環境を守ることと、事業を育てること。
その両立を目指す変革です。
GX(グリーントランスフォーメーション)とは、化石エネルギー中心の産業・社会の仕組みをクリーンエネルギー中心へ転換し、脱炭素と産業競争力の向上・経済成長の両立を目指す取り組みです。
企業にとっては、エネルギーの使い方、もののつくり方、運び方を見直し、環境負荷を減らしながら事業の持続性を高めることにつながります。
出典:経済産業省「GX(グリーントランスフォーメーション)」をもとに整理。
WHY IT MATTERS
「環境のこと」が、
経営につながる。
GXは、大企業だけのテーマではありません。電気代や燃料費、取引先からの問い合わせなど、身近な経営課題が入り口になります。
エネルギーの
ムダに気づく。
電力・燃料の使用状況を把握し、設備の運転や使い方を改善。省エネと経費の見直しを一緒に進めます。
取引先の要請に、
根拠をもって応える。
排出量のデータや削減計画を整理し、サプライチェーンで求められる情報を説明できる状態にします。
次の設備・事業を、
長い目で考える。
設備更新や再エネ導入を、費用・削減効果・事業計画から検討。自社に合う選択肢を見つけます。
効果や必要な対応は、業種・設備・取引条件によって異なります。コスト削減や受注、補助金の採択が保証されるものではありません。
物流燃料使用量を記録し、運行を見直す
製造設備ごとの使用電力と稼働を確認する
飲食・サービス空調・冷蔵設備の運転や食品ロスを見直す
YOUR FIRST STEP
まずは、わかるところから。
GXを始める4つのステップ。
大きな設備投資の前に、自社の現在地を知ることから。
「知る・測る・減らす」に、振り返って伝えるステップを加えて進めましょう。
- STEP 1
知る目的と担当を決める
コストの見直し、取引先への回答など、取り組む理由を整理。経営者と現場で目的を共有します。
- STEP 2
測るエネルギーと排出量を見える化
電気・ガス・燃料の使用量を集め、対象の拠点・期間を決めます。活動量と適切な排出係数から、排出量を算定します。
- STEP 3
減らす優先順位をつけて実行する
運用改善、省エネ設備、再エネ調達などを比較。費用と削減効果を確認し、実行できる対策から着手します。
- STEP 4
続ける・伝える実績を確かめ、次につなげる
削減の実績を振り返り、計画を更新。算定範囲や根拠を添えて、社内・取引先へ取り組みを伝えます。
まずは、直近1年分の
電気・ガス・燃料の明細を。
手元にあるデータを集め、誰が何を把握しているか確認するだけでもスタートできます。
「Scope 1・2・3」は、排出量の範囲です。
燃料の燃焼、製造プロセスなど。社用車の燃料やボイラー等が該当します。
他社から購入した電気・熱・蒸気・冷熱の使用に伴う間接排出です。
原材料の調達、輸送、製品の使用・廃棄など、その他の間接排出です。
まず自社のScope 1・2を把握し、取引先の要請や算定目的に応じてScope 3も検討します。必要な範囲は企業ごとに異なります。
出典:環境省「各種ガイドライン」。4つのステップは入門者向けに再整理したものです。
WORDS TO KNOW
この言葉を押さえると、
GXがぐっとわかりやすく。
- 脱炭素・
カーボンニュートラル - 脱炭素は温室効果ガスの排出を減らす取り組み。カーボンニュートラルは、排出と吸収・除去を均衡させて実質ゼロを目指す考え方です。企業の達成表明では、対象範囲や期間、適用する基準を明確にします。
- 再生可能エネルギー
- 太陽光・風力・水力など、自然界で繰り返し補充されるエネルギー。導入や調達では、設備費・契約条件・環境価値の扱いまで確認します。
- J-クレジット
- 省エネ設備や再エネの導入、森林管理などによる温室効果ガスの削減・吸収量を、国が認証する制度です。
- カーボンオフセット
- 自ら排出削減に取り組んだうえで、削減が難しい排出の全部または一部を、他の場所での削減・吸収などで埋め合わせる考え方です。
- カーボンプライシング
- 炭素排出に価格をつける仕組み。排出量取引や炭素税などがあり、対象企業・導入時期・負担の仕組みは制度ごとに異なります。
参考:環境省「J-クレジット制度及びカーボン・オフセットについて」/経済産業省「GX」
GX用語集でもっと詳しくFROM LEARNING TO ACTION
学ぶ、その先の実践まで。
関西から、一緒に。
企業・地域・人をつなぎ、
GXの「やってみる」を支える。
一般社団法人 関西GX推進協議会(KGX)は、企業・自治体・教育機関などがつながり、関西の現場からGXの実装を進めるためのプラットフォームです。経営と現場の課題に寄り添い、学びを具体的な取り組みにつなげます。
自社に合う進め方を、一緒に考える
導入・経営支援、CO₂排出量の可視化、補助金・助成金の活用支援。
社内で動ける人と、組織を育てる
GXの社内浸透、人材育成、企業・業界団体に向けた学びの機会。
連携し、取り組みを社会へ伝える
企業・自治体との共創、学生との教育連携、広報・PRの支援。
KGXの位置づけ・支援内容は、協議会の公式紹介・支援プログラム・活動報告に基づき掲載しています。
QUESTIONS & ANSWERS
はじめての、よくある質問。
QGXとSDGs・ESGは何が違いますか?
SDGsは持続可能な社会を目指す国際目標、ESGは環境・社会・ガバナンスの観点です。GXは、脱炭素と経済成長の両立に向けて産業や社会を変える取り組み。互いに関係しますが、指すものが異なります。
Q小さな会社でも、GXは必要ですか?
企業の規模にかかわらず、省エネや取引先への説明に役立つ取り組みです。ただし、すべての企業に同じ法的義務があるわけではありません。自社に適用される制度と、取引先からの要請を確認して進めます。
Q専門知識がなくても始められますか?
はい。まずは電気・ガス・燃料の使用量を集め、社内の担当者と目的を共有するところから始められます。算定範囲や排出係数の選び方など、判断が必要な部分は支援機関に相談できます。
QGXには、必ず大きな費用がかかりますか?
必ずしも大規模な設備投資から始める必要はありません。運転時間や設定温度の見直しなど、日々の運用改善も選択肢です。設備更新は削減効果・費用・回収期間を比べ、補助制度は最新の公募要件を確認します。
KGXの補助金・助成金情報を見るQクレジットを買えば、GXは完了しますか?
いいえ。自社の排出量を把握し、削減し、結果を振り返る継続的な取り組みが基本です。クレジットは削減が難しい排出を補う選択肢の一つ。取得しただけで企業全体のカーボンニュートラルを証明できるものではありません。
QKGXには、どんな相談ができますか?
GXの進め方、排出量の可視化、補助金活用、人材育成、地域連携、広報などについて相談できます。業種や現在の取り組み、困っていることを、わかる範囲でお知らせください。
KGXに相談する最初の一歩を、一緒に。
「何から始める?」を、
「これから始めよう」に。
自社の状況に合ったGXの進め方を、
関西GX推進協議会と考えてみませんか。
このページの発信者・参考情報
一般社団法人 関西GX推進協議会(KGX)
GXの基礎を学ぶ中小企業の経営者・担当者向けに、公的機関の情報と協議会の支援内容を整理しています。制度の適用条件・公募情報は、各機関の最新資料をご確認ください。
情報確認日:2026年9月28日 / 内容に関するお問い合わせ